アイリス国際行政書士事務所
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香川県在住の外国人を対象にした日本語会話のボランティアに参加していたときに、「日本人の配偶者」「留学生」「技能実習生」等の在留資格を持ちながら、日本語を一所懸命に勉強する人たちのサポートをしてきました。
私自身、配偶者との婚姻届けの際、大変な思いを経験いたしました。
当時は、市役所に外国人の届け出をして、その後に法務局の入国管理局に在留資格の申請を出す手続きでした。
まずは、市役所で婚姻届けを出す際に、収集した資料で母国に戻って取得したにもかかわらず使えず、再度帰国して資料を取得したりしました。一番困ったのは、事情があり二度と手に入れることができない出生証明書の「原本」を提出しなければならないとのことで、コピーではだめなのか確認しても、ルールですからの一点張りで、長時間にわたり窓口で話し合いをしました。
話し合いの中で、法務局のルールであることが分かり、法務局にコピーでダメなのか確認してほしいとお願いするも、なかなかしてもらえず、本当に泣きそうでした。結局、法務局の担当官に理由を伝えるとコピーでもよいとのことで受理されました。
窓口に行ってから、数時間が経っていました。ずっと立ちっぱなしであったことと、緊張の連続で疲れ果てました。
しかし、市役所は手続きに則って仕事をしているわけで、彼らが悪いわけではありません。手続きの詳細を知らないまま、いわれるまま届けようとした我々にも責任がありますが、法律では、イレギュラーは想定されていません。そうなってくると、その書類を必要とする行政機関の担当者と話をする機会もなく、ましてや言葉がうまく話せないとなると、これは大変だと思うようになりました。
こういった経験から、申請のサポートが必要な方のためになればと思い、事務所を開業いたしました。